スタッドレスタイヤにチェーンは必要?装着車以外通行止。車でスキー

こんにちは。たんさんです。

今日は12月14日(日)。AM5:30現在の軽井沢の天気は晴れ、気温は-9℃です。

今回は、スキーや雪国へ行くときに自動車で行くための装備についてお伝えしたいと思います。

スタッドレスタイヤとは?

写真のようにタイヤの表面がギザギザ、ゴムも柔らかくて、雪道でも滑らず走り易いようにしたタイヤのことです。

さらにゴムの表面も目に見えない微細な凹凸があって、氷結路でも走行が可能なようになっています。

スタッドレスタイヤは万能??

それではスタッドレスタイヤさえ有れば十分??でしょうか。

凍結した道では、スタッドレスタイヤでも滑ることは良くあります。

さらに山道ではどうでしょう?

凍った下り坂・・・路面は凸凹なスケートリンクのような状態。

歩くこともままならないような道路になっていたりします。

そして急なカーブに差し掛かったりすると、まっすぐ走ることも出来なかったりします。

ひと昔まえのスタッドレスタイヤよりは、凍結路面における性能は格段にあがっていると言われていますが、限界があるのも事実です。


こんな時はタイヤチェーン!

スタッドレスタイヤだけで歯が立たないときは、金属製などのタイヤチェーンを使うことになります。

氷よりも固いもの(=金属)で、凍った路面をグリップします。

では、どんな状況でスタッドレスタイヤだけでは無理(=タイヤチェーンが必要)になってくるのでしょうか?

カチカチの凍結路

降ったばかりの雪は「ふわふわ」です。

でも、少し暖かくなったり、車に踏みしめられると、徐々に硬い「ガチガチ」の氷になります。

こういった路面は歩くことも無理。

そんな凍結路ではスタッドレスタイヤでも心もとない状況で、タイヤチェーンを装着するのがもっとも安心です。

凍結+急坂

ただの凍結路であれば雪道に慣れている人であれば、無理さえしなければ走行が可能でしょう。

しかし、急な坂道、とくに下り坂、そしてそこがカーブしていたりすると、どんなに熟練の運転手でも安全に走行することが難しくなります。

そんなときは無理せず、タイヤチェーンを装着するのが賢者の選択です。

また、とくに急坂登坂路のある「志賀高原」などは、登り口で四輪駆動車以外はチェーンの装着が求められています。

そもそも、二輪駆動&スタッドレスタイヤでは、綺麗に踏み固められ凍結した道路は登ることも、制御することも出来ませんよ。

全車チェーン規制???

路面の状況とは別、、、かどうかともかくとして、ルールとしてタイヤチェーンがないと走行できない道路もあります。

これは地域にもよりますが、高速道路では「普通タイヤ車チェーン規制」のみならず、「全車チェーン規制」という規制が行われる場合があるのです。

「普通タイヤ車チェーン規制」は、スタッドレスタイヤやスノータイヤなどの雪道用タイヤであれば、そのまま走行が可能です。

しかし、「全車チェーン規制」になると、たとえスタッドレスタイヤでも金属製もしくは非金属製のチェーンを装着することが義務付けられます。

ですから、「チェーン無しで走れるか?」ではなくて、スタッドレスタイヤを履いていてもタイヤチェーンが必要になる場面があるのです。

タイヤチェーンは、スタッドレスを痛める??

私見ですけど「傷めない」ことは無いと思います。

当たり前ですね。特に金属チェーンはタイヤが鎖の上を走るのですから。

そのうえスタッドレスタイヤはゴムが柔らかいので傷つきやすいでしょう。

と、言って、安全をおろそかにするのも本末転倒です。

普通の圧雪や凍結路では、スタッドレスタイヤで走行が可能でしょうから、スタッドレスタイヤのみ。

急坂や峠道など、スタッドレスタイヤでの走行に不安を感じるようであれば、タイヤチェーンも装着するようにしましょう。